叶えたい結婚式のかたちはそれぞれ。
大切にしたいこと、
自分たちやお招きするゲストにとっても
本当に心地良いものを選ぶ。
結婚式にもっと選択肢が増えて、
その一つひとつに意味を見出すことができれば、
あたらしい結婚式のかたちが
生まれていくのかもしれません。
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いつも優しい笑顔でありながら、冷静で頼もしく
「めがねくん」の愛称で親しまれているDaisukeさん
いつもとても楽しくて、
明るくはつらつとしたMiwakoさん。
そしてお2人といえば!
MiwakoさんのInstagramでもお馴染み。
いつも登場するMiwakoさんとめがねくんの食卓の風景に
ファンの方も多いはず。(私もずっとその一人でした)
お2人が出会ったのは3年ほど前のこと。
最初は仲の良いご友人という関係が1年くらい続いたんだそう。
詳しくはこちら→②同棲をはじめた頃
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Miwakoさんが勤める徳島で大人気のオーバッシュカフェ。
もともとMiwakoさんのお母様とご友人が
パン工房をオープンし、
ベーカリーオーバッシュクラストを設立。
「ご飯を炊くようにパンを焼く」
Miwakoさんが幼いころからお母様はそんな方だったそう。
そのおいしいパンが評判を呼び、オープンしたお店。
後にオープンしたオーバッシュカフェは
パンの美味しさ、調理方法、など
総合的に提案できる場所として
Miwakoさんが立ち上げから参加し、
メニューの考案、ネットショップの開設など
多岐にわたり携わったそう。
一方、Miwakoさんのお父様は
徳島市役所の向かいにある
老舗の喫茶店「可否庵」のマスター。
創業は今年で37年目を迎え、
お客様のほとんどは長年通う常連の方だそう。
年季を感じさせる珈琲の道具に壁掛け時計。
古道具に囲まれる店内は、あたたかくてどこか懐かしい。
また独特の手法で焙煎される珈琲は
多くの方に愛され続けていて、
何よりMiwakoさんの大好きな味。
その味を決して絶やしたくない。
そんな想いから3年前より
Miwakoさんはお父様のもとで
焙煎の技術を学び始めたそう。
現在はご両親の味を守るべく、珈琲の焙煎の修行もしながら
今日もカフェの店頭に立ちます。
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一方のDaisukeさん。
昨年まで徳島の地域活性化にかかわる仕事に携わり、
自ら写真を撮って記事を書く
ライターとしても活躍していました。
そのなかでMiwakoさんと出会い、
焙煎の修行に付いていったことがきっかけで、
たちまち珈琲の奥深さに引き込まれていったそう。
マスターの美味しい珈琲の味を受け継ぎ伝えていきたい、
Daisukeさんの胸にもMiwakoさんと同じ思いが
芽生えるようになりました。
そして一念発起し、会社を退職。
現在可杏庵にて 焙煎の修行や販売に取り組む傍ら、
フリーランスのライターとしても活躍されています。
さらにはスダチボーイズとして、
大好きな仲間と一緒に、徳島をPRする活動も続けています。
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そんなお2人が思い描く結婚式のかたちって?
ゲストはご親族の皆さま、高校や中学からのご友人、
そしてお仕事を通じてのご友人やお知り合いがたくさん。
総勢120名ほど。
オーソドックスな結婚式ではなく、
もっとゲストと距離が近い気軽なパーティー。
美味しいものを食べることが大好きで
普段から食材はもちろん、調理に使う道具、
盛り付ける食器にまでもこだわりがあるお2人。
だからこそ、
当日もゲストの皆さまに美味しいお料理を
お腹いっぱい味わってもらいたい。
そこからお2人へのご提案。
当日のテーマは、
「パンとコーヒーと家」
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DaisukeさんとMiwakoさん2人が大切にする、
オーバッシュのパン、可否庵のコーヒーで
ゲストにおもてなし。
MiwakoさんのInstagramに登場する
一品ひと品こだわった食材で丁寧に作られているお料理。
いろんな表情で
美味しそうに食べる姿のめがねくん。
何気ない毎日の食事ですが、
いつも楽しそうな食卓の風景。
そんなお2人のお家にゲストを招いたような
気兼ねなく過ごしてもらえる時間。
その場にいる全員が心から楽しい!
と思えることをしたい。
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そこからお2人と始まった会場さがし。
鳴門の山と海に囲まれた隠れ家のようなレストラン。
美味しいイタリアンが人気で、可愛いお庭もある
上勝の豊かな自然に囲まれて、
のびのびとした一日を過ごすことができる
自由な雰囲気でゲストが一体となって過ごすことができる
など。
お調べしてご提案をさせて頂いたのですが、
今回お2人のご希望された、
アクセス面を考え徳島市内で120人が収容でき、
イメージに合う場所がどうしてもありませんでした。
そんななか、お2人が選んだ会場はノビアノビオでした。
門扉を開けると緑あふれる庭がゲストをお出迎え。
季節ごとに表情を変える木々や花たち、
石畳の中央にあるダブルリングには
とてもロマンティックな言い伝えがあるんです。
お2人もこのお庭に強く惹かれて、
会場をお決めになったそう。
そして、庭の奥に佇む
ぬくもりあるレンガ造りの建物。
館内の大きな窓からは自然光が差し込み
開放感いっぱいの空間は、
ゆったりとした時間が流れる
アットホームな邸宅ウェディングの結婚式場です。
ただ、私はフリーランスのウェディングプランナー。
本来であれば、式場内にプランナーさんが
いらっしゃるなかで私がプランナーとして
入ることはありません。
そんななか、当日私が担当をさせていただく
経緯についてはMiwakoさんのブログを
ご参照ください。
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準備を進めるなかで一番大切にされていたのは
お料理のこと。
地産地消にこだわり、
食材の産地はできる限り徳島県産、
または近隣県のものを。
そしてオーバッシュのパン、
可否庵のコーヒーを使って
メニューを考案して下さいました。
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準備は前日の夕方より、開始。
Daisukeさんのご両親、ご親戚、
Miwakoさんご家族も加わり、
装飾品や引出物の搬入。
そして高砂には大規模なパネルを設置し、
その周りを飾りつけ。
「あ、そっちもっと引っ張って。」
ご家族皆さんで楽しくご準備♪
Miwakoさんお父様のマスターもお手伝い下さいました。
壁にはお2人が当日まで大切に撮りためたお写真を貼り、
お庭にも思いおもいの装飾を。
そして音響や最終の確認。
作業は夜遅くまで続きました。
当日の模様は
パンとコーヒーと家②へ続く。
Beaucoup de Bonheur 瀬部