「結婚写真」はお二人にとって
大切な瞬間の記録だからこそ、
いつ見返したときもその一日におこったこと、
感じたことを思い出すことができる。
そんな記憶に残る写真であって欲しいと思います。
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2016年、春。
TakumiさんとMihoさんに
初めてお会いしたのは昨年秋のこと。
1年前の春に徳島に越してきたお二人。
新婦Mihoさんのお母様のご実家が
徳島だったこともあり、
うつり住むことをお決めになったそう。
ご結婚も決まり、そのしあわせな門出の瞬間を
写真に残しておきたい。
そんな想いのなかご依頼を下さいました。
お話をお伺いするなかで、
撮影場所としてお選びになったのは、
お二人のご自宅でした。
もともとMihoさんのおじい様がお住まいだった家。
Mihoさんも幼少期をお過ごしになったそうですが、
7年前におじい様が亡くなってからは
ずっと空き家だったそう。
お二人がうつり住むことを決めて、
7年間空き家だったこの家に明かりが灯り、
ご家族もご近所の方も大いにお喜びに。
そしてちょうど引っ越していらしたとき、
お庭のしだれ桜が
とってもきれいに咲いていたそうです。
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代々写真好きの家系なのか、
家にはたくさんの写真が眠っていて
なかにはMihoさんのお母様が同じように
ご自宅でお撮りになった花嫁写真も。
この家で積み重ねていく記録として、
子供や孫、その先にもずっとずっと残していきたい。
桜を見あげるたびに、写真を見かえすたびに、
ここにきたときの気持ちや
その一日のことを思い出せるように。
そんな想いから、
ちょうどお庭のしだれ桜が花を咲かせるころに
撮影なさることをお決めになりました。
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可憐でいつも朗らかなMihoさんと
穏やかでお優しいTakumiさん。
お二人とのお打ち合わせはいつも本当に楽しくて、
気づけばついつい「あっ、もうこんな時間!!」
なんてことがよくありました。
ロケーションを決めて、
ドレス選び、ヘアメイクリハーサル、
お花のお打ち合わせ、と
一つひとつ進んでいく打ち合わせ。
「打ち合わせごとに
少しずつかたちになっていくのが
目に見えて分かって、
当日を思うととても楽しみです!」
そうおっしゃって下さったMihoさん。
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ぴんと背筋が伸びるような肌寒い空気の朝。
いつもと同じこの家。
花嫁支度からはじまる、
特別な一日。
Mihoさんがお選びになったのは
仕立ての良いスペインのドレス。
繊細なレースが品良く、
霧がかかったようなシルクオーガンジーが幻想的。
穏やかな春の日ざしのような
あたたかな色みのブーケ。
重厚感ある日本家屋にも映える
ナチュラルクラシックな花嫁。
Takumiさんのネイビーのタキシードも
スタイリッシュでとてもお似合いでした!!
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細工の細かな瓦屋根。
お庭のしだれ桜や山ももの木。
そして守り神のように
いつも見守ってくれているおたぬき様。
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毎年お庭で桜を見あげるたびに、
ここでお二人がこうして結婚写真を撮ったことを
思い出してもらえる様に。
そしてこれからもこのお庭で、
たくさんしあわせな記録を残して頂けますように。
Beaucoup de Bonheur 瀬部
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