「さてここでMasayoさんからSeijiさんに

サプライズがあるようです。

会場を移しますので、ご移動下さい。」

 

司会のUGさんのアナウンスにより、

Seijiさんとゲストのみなさんは1階の教室102へ。

 

正面の白壁に映し出されたのは一つのムービー。

 

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

情熱大陸のオープンニングテーマとともに

はじまったムービー。

 

映し出された場所はとある釣堀。

登場したMasayoさんはおもむろに

釣竿をひょいっと投げ入れ、釣りを始める。

 

途中、Seijiさんとのなれそめ語りながら、

 

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4

5

そしてこれから二人が築いていきたい家庭のこと。

 

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7

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

8月初旬。

実はMasayoさんからこんなメールを頂いたんです。

 

「主人に何かサプライズをしたいんです。」

 

どんなことをしたらSeijiさんは喜んでくれるだろう。

Masayoさんの気持ちが伝わるだろう。

 

カウンセリングをして、思いついたのは・・・

 

釣りが一番の趣味だというSeijiさんですが、

行かれるときはお一人かお友達と行かれるんだそう。

Masayoさんより普段はなかなか言えない感謝の気持ちと

「今度は釣り、一緒に行こうね」の気持ちをこめて、

魚を釣る瞬間をムービーにおさめるべく、

私と二人で淡路島に行きました。

 

今まで釣りはやったことがないというMasayoさん。

えさに魚は食いつくものの、最初はなかなか釣れず、

時間だけが過ぎていく。

 

「あぁ~、このまま釣れなかったらどうしよう・・・」

 

小雨もぽつりぽつりとふり始め、

やっぱりもう釣れないのかなぁ。

あきらめかけたそのとき!

 

 

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竿がぐんと勢いよく引っ張られ、底の方にはよく見ると大きな魚が!!

 

網を持っていきすくい上げると、

なんと大きな鯛!!

 

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「きゃあ~、釣れたー!」

 

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満面の笑みのMasayoさん。

 

その後も順調に2匹釣りあげ、徳島へ戻りました。

 

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その足でお二人の大のご友人Shihoさんが営む、

グルメたべ作さんにてうろことりなどの

下処理を行いました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ムービーはここで終わり。

 

そして教室の後ろから現れたMasayoさん。

 

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なんと、その手にはあの日

釣った鯛で作った塩釜。

 

実は前日の設営中、

Masayoさんはこっそりご友人の吉田さん宅で

塩釜を作られていたんです!

 

ゲストの皆さんの手によりお花が添えられ、完成。

 

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(お花で肝心な塩釜が見えませんが・・・笑)

 

Seijiさんのもとへ。

二人で鯛の塩釜わり。

 

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お手紙とSeijiさんがずっと欲しがっていた

アウトドアチェアのプレゼント。

 

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これでMasayoさんのサプライズは大成功!!

 

 

ところが・・・

私にはもう一つ心配事があったのです。

 

この後に控えたSeijiさんからのサプライズ。

お二人のご友人である

歌唄いのポールさんが登場する予定なのですが、

当日他のイベントが重なり、

15時過ぎの出演時間に間に合うかどうか・・・

 

このとき時刻は15時ちょうど。

 

ゲストも新郎新婦のお二人も歓談を楽しむ中、

ポールさんの到着を待つ私。

 

「もうそろそろ連絡が入るはず。」

 

さらに、SeijiさんからMasayoさんへの

サプライズ用の花束が届く予定でした。

これをMasayoさんにもゲストにも

見つからずに隠しておく必要があったのです。

 

花束は無事にお花屋さんより到着し、

こっそりと隠すことができました。

 

あとはポールさん待つばかり。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「キンコンカンコン」

 

再びチャイムが鳴り、司会のアナウンス。

「ここで新郎Seijiさんからのサプライズがあります。」

 

Seijiさんからは手紙、プレゼントそして花束を。

 

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そしてお二人が音楽を通じて親交のあるご友人、

阿波の歌唄いポールさんの登場。

 

 

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お二人のために素敵な曲をプレゼントして下さいました。

 

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1曲目はSeijiさんからのリクエスト。

Masayoさんが大好きな曲だという

小沢健二さんの「ラブリー」

 

2曲目はポールさんからお二人へのプレゼント。

宮沢和史さんの「楽園」

 

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みんなでサプライズをあたたかく見守りました。

 

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気どらない、普段の自分たちらしく。

 

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笑い声がたえることがなく、

ときどき涙もあり、

思いがけないサプライズもありの一日は、

その場にいる誰もをしあわせに包んでくれました。

 

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そしてお二人の周りには、

本当にあたたかくて素敵な人たちばかりであること。

この一日がその方々の手によって作られたこと。

 

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司会のUGさん。

 

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ヘアメイクも兼任して下さったコトトキ佐々木さん。

 

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前日の設営からご協力下さった橋本さん。

 

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DJのkochangさん、青木さん。

 

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装花を担当して下さったMIHOKOさん。

 

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ポールさん。

サプライズのご協力、ありがとうございました。

 

そしてこの場所だからこそ作りあげることが出来たこと。

 

エミールの永山さん。

さまざまな要望をこころよく引き受けて下さり、

本当にありがとうございました。

 

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これからも二人で

しあわせな家庭を築いていって下さいね。

 

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Beaucoup de Bonheur 瀬部

 

 

むかえた当日、朝の7時前。

小雨降るなか、車を走らせる私。

 

到着してしばらくすると、

ぴたりと雨は止み、だんだんと空が明るくなっていきました。

 

「あっ、今の間に!!」

 

エミールの永山さんにもご協力頂きながら、

地面にたまった雨水をほうきでかき出しました。

 

そして忘れてはならない、

Seijiさんのサプライズ用プレゼント、

Masayoさんのサプライズ用プロジェクターを

二人が来る前にカウンターの下にこっそりとしておきました。

 

「どうかサプライズが上手くいきますように。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

午前9時。

SeijiさんとMasayoさんも到着し、早々に準備を始めます。

 

ゲストテーブル、フードブース、ドリンクブース。

それぞれのテーブルにクロスをかけ、イスを並べていきます。

 

雨上がりは想像よりも風が強く、

テーブルクロスは飛んでいきそうなくらい大きくなびき、

あわててすそを結んで事なきを得ました。

 

 

午前10時。

お手伝い下さるご友人の皆さんも到着。

入り口にはseijiさんの愛車、

写真とともにゲストが飾るメッセージツリー。

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DJブース、高砂、受付。

セッティングや装花の飾り付けが進み、

いつもの学校の雰囲気から

だんだんとパーティー会場へと

変わっていきます。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「キンコンカンコン」

 

午後13時。

パーティーのはじまりはチャイムとともに。

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好きなジャンルは違っても音楽が大好きなお二人なので

当日はとっても素敵なDJが音楽をセレクト。

 

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kochangさんとcue!の青木さん。

 

入場は大きな拍手とともに。

 

しあわせそうな二人の背中を見守りながら、

こっそり私も拍手するこの瞬間がすごく好きです。

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そしてお料理は住吉でレストランを営む

お二人が大好きなgouter(グテ)さんと、

山口飲食の山口さきさんによるケータリング。

 

gouterさんはお二人もよくお食事に行かれた思い出のお店。

 

野菜のキッシュ。

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自家製ピクルス。

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その他、大アサリのマリニエール、金時豚のやわらか煮、

鶏のロースト。

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山口さきさんのお料理には新郎新婦のお二人が

過去から未来へたどっている姿を現したメニュー構成に。

 

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お二人のご友人でもある

みんな大好き毎日酵母attaさんのパンも登場!

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お料理がひと段落したところで現れたのが

gouterさん特製クロカンブッシュ。

小さな一口サイズのシュークリームが

キャラメリゼされタワーに。

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実はこちらには秘密があり、

このシュークリームのなかには

7つフェーヴが隠されていました。

 

フェーヴとはフランスからやってきた

しあわせを運んできてくれる陶器製のおもちゃ。

フランス本国ではフェーヴを引き当てると

一日王様になれるんだそう。

 

パーティーでは引き当てた方にプレゼントが。

そんな大人もお子さまも楽しいイベントも♪

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景品は全てお二人にまつわるもので、

1等はお二人のご趣味である登山用のリュック。

なんとこちらは景品を買いに行かれた際、

ご一緒だった登山が大好きだという

Masayoさんの職場の先輩の手に。

 

何を買っているか見られないように

こっそり買われたそうですが、

ちょうどそのとき「1等引かないで下さいよ~」

なんてお話されていたんだそう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

デザートにはgouterさん特製のカキ氷も登場!

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おいしいデザートに合わせてふるまわれたのが、

お二人のご友人、ブラジルコーヒー橋本さんが淹れるコーヒー。

 

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なんと今日この日のSeijiさんとMasayoさんオリジナルブレンド。

 

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お二人好みの酸味をおさえた後味すっきりのブレンドコーヒー。

デザートにもぴったりのお味です♪

 

橋本さんが見守るなか、ご自宅で試作を重ねたそう。

ブースにはそのときのお写真も。

 

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コップにはられたラベルも橋本さんのデザイン。

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山登りがお好きなお二人にぴったりの山のモチーフ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ゆったりとした時間が流れる午後のひととき。

 

「キンコンカンコン」

 

チャイムが鳴り、司会のUGさんによってアナウンスが・・・

 

 

③へ続く

 

 

 

Make my day.

最良の日にする、という意味。

 

新郎新婦にとって特別な一日である結婚式は

たくさんの方の手によって

つくり上げられます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

2016.10.09

この一日をむかえるまで、

私にとって本当にハラハラドキドキの連続でした。

 

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でもお二人のこの笑顔を見たら、

そんなことを忘れるくらい嬉しくて、

このブログを書くにあたり

どんな言葉でつづろうか、どの写真を使おうか、と

パソコンとにらめっこしているうちに

日が経ってしまいました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

新郎新婦のSeijiさんとMasayoさんに

初めて出会ったのは今年の1月のこと。

 

「セレモニーのような堅苦しいことは入れず、

催しごとでおしゃべりがさえぎられず、

おいしいお料理とお二人が大好きな音楽を

肩ひじはらずにお外で楽しむ一日にしたい。

 

籍を入れて少し間があいたけれど、

大切なご友人を招いて、

普段なかなか伝えられない

感謝の気持ちを伝えたい。」

 

そんな想いからメールをくださいました。

 

お二人のお話を聞き、

いくつかご提案した会場候補のなかから

お選びになったのは・・・

 

 

エミール カルチャー&マルチスペース

 

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ゲストのアクセス面、

雨だった場合など考慮して選びました。

 

旧徳島高校として使われていた校舎をリノベーションし、

誕生したカルチャースクール兼イベントスペース。

 

当時を思わせる懐かしい校舎や黒板、学校机たち。

 

日常のなかにどこか自由さと新しさ、

優しいあたたかさを感じさせる空間です。

 

テーマは、大人も子どもも気兼ねなく過ごせる一日を。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ゲストに本当に喜んでもらうには?

心地よい空間を作るには?

二人らしいってどういうこと?

 

 

お料理、設営、ギフト・・・

一つひとつにこだわりを持ち、

当日まで約9ヶ月かけてご準備を進められました。

 

さらに打ち合わせを進めるなかでお二人それぞれから

こっそりと頂いたミッション。

 

「サプライズをしたいんです。」

 

お優しくて、頼もしいSeijiさんからは

Masayoさんへ。

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いつも明るく、誰もを優しい笑顔で包んでくれる

MasayoさんからはSeijiさんへ。

 

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サプライズだなんて。

いつもお互いを想っているから

不思議と考えることが似てくるんだなぁ、

と思いました。

 

Seijiさんに内緒でMasayoさんとお家でお打ち合わせしたり、

Masayoさんに内緒でいろんな方に

ご協力いただきながらサプライズの準備。

 

またお二人を交えてのお打ち合わせでは

ミッションがばれないように

幻の進行表をご用意しました。

 

当日の朝早くにはこっそりプレゼントを隠して

感づかれないようにひやひやしながら、

準備はお互いにばれないように内緒で

こっそりと・・・。

 

なんだか少しスパイのようなときもありました。笑

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さらに会場として選んだエミールは

普段は結婚式場ではありません。

 

お料理を作る人、ヘアメイク、音響など、

全てをゼロから手配する必要があります。

 

そこでお二人に代わって、

必要なものを全て手配したり、

交渉をするのが私の仕事。

 

たとえば会場の敷地を測量したり、駐車場の確認、

当日行う予定のことが

ちゃんと上手くいくかシミュレーションしたり、

必要になるお料理やギフトなど、全ての手配。

 

 

どうすればお二人のご希望が叶うのか。

 

裏でこっそりと動くのが私の仕事です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

1週間前から当日の天気予報とにらめっこ。

 

事前に雨の場合は3階の体育館での開催を

予定していたため、

ゲスト全員分のスリッパの準備、

館内のテーブル配置を図面におこし

雨に備えていましたが、

お二人も私も当日はお外で行いたいと

ずっと願っていました。

 

「いけるかなぁ。また降水確率上がってる・・・」

 

 

やっと前日の時点で

午前中に雨がやむことがわかったのですが、

ずっと気がぬけず、

天気予報でずっと雨雲の動きをチェック・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

前日からはじまった設営。

 

テーブルやイスの搬入、ガーランドやお花の装飾、

思い出の写真もたくさん飾って。

 

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準備は晴れても雨でもどちらにも備え、

ご友人たちのご協力のもと夜まで続きました。

 

「明日の朝、どうか雨が止んでくれていますように。」

 

そう願いながら、夜のエミールを後にしました。

 

 

②へつづく

 

「結婚写真」はお二人にとって

大切な瞬間の記録だからこそ、

いつ見返したときもその一日におこったこと、

感じたことを思い出すことができる。

 

そんな記憶に残る写真であって欲しいと思います。

 

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2016年、春。

 

TakumiさんとMihoさんに

初めてお会いしたのは昨年秋のこと。

1年前の春に徳島に越してきたお二人。

 

新婦Mihoさんのお母様のご実家が

徳島だったこともあり、

うつり住むことをお決めになったそう。

 

ご結婚も決まり、そのしあわせな門出の瞬間を

写真に残しておきたい。

 

そんな想いのなかご依頼を下さいました。

 

お話をお伺いするなかで、

撮影場所としてお選びになったのは、

お二人のご自宅でした。

 

もともとMihoさんのおじい様がお住まいだった家。

 

Mihoさんも幼少期をお過ごしになったそうですが、

7年前におじい様が亡くなってからは

ずっと空き家だったそう。

 

お二人がうつり住むことを決めて、

7年間空き家だったこの家に明かりが灯り、

ご家族もご近所の方も大いにお喜びに。

 

そしてちょうど引っ越していらしたとき、

お庭のしだれ桜が

とってもきれいに咲いていたそうです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

代々写真好きの家系なのか、

家にはたくさんの写真が眠っていて

なかにはMihoさんのお母様が同じように

ご自宅でお撮りになった花嫁写真も。

 

この家で積み重ねていく記録として、

子供や孫、その先にもずっとずっと残していきたい。

 

桜を見あげるたびに、写真を見かえすたびに、

ここにきたときの気持ちや

その一日のことを思い出せるように。

 

そんな想いから、

ちょうどお庭のしだれ桜が花を咲かせるころに

撮影なさることをお決めになりました。

 

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可憐でいつも朗らかなMihoさんと

穏やかでお優しいTakumiさん。

 

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お二人とのお打ち合わせはいつも本当に楽しくて、

気づけばついつい「あっ、もうこんな時間!!」

なんてことがよくありました。

 

ロケーションを決めて、

ドレス選び、ヘアメイクリハーサル、

お花のお打ち合わせ、と

一つひとつ進んでいく打ち合わせ。

 

「打ち合わせごとに

少しずつかたちになっていくのが

目に見えて分かって、

当日を思うととても楽しみです!」

そうおっしゃって下さったMihoさん。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ぴんと背筋が伸びるような肌寒い空気の朝。

 

いつもと同じこの家。

 

花嫁支度からはじまる、

特別な一日。

 

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Mihoさんがお選びになったのは

仕立ての良いスペインのドレス。

 

繊細なレースが品良く、

霧がかかったようなシルクオーガンジーが幻想的。

 

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穏やかな春の日ざしのような

あたたかな色みのブーケ。

 

重厚感ある日本家屋にも映える

ナチュラルクラシックな花嫁。

 

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Takumiさんのネイビーのタキシードも

スタイリッシュでとてもお似合いでした!!

 

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細工の細かな瓦屋根。

 

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お庭のしだれ桜や山ももの木。

 

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そして守り神のように

いつも見守ってくれているおたぬき様。

 

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

毎年お庭で桜を見あげるたびに、

ここでお二人がこうして結婚写真を撮ったことを

思い出してもらえる様に。

 

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そしてこれからもこのお庭で、

たくさんしあわせな記録を残して頂けますように。

 

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Beaucoup de Bonheur 瀬部

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

フォトウェディングをご希望の方は

お気軽にお問い合わせ下さいませ。

info@beaucoupdebonheur.com

 

毎日暑い日が続きますね!

 

夏がほんの少し苦手な私は

「明日から冬がきたら・・・」

なんてことをときどき考えるのですが、

今日は夕方、心地よい涼やかな風に

なんだか少しだけほっとしました。

 

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厳しい暑さの続くなか、お加減をお伺いしたり、

日ごろの感謝をこめて贈るお中元。

相手のことを想って、

贈り物おくり合う習慣って素敵ですよね。

 

私もいつもお世話になっている、

ユーモアが大好きなとある方に、

季節のごあいさつをこめて

ユーモアたっぷりのお花をお送りしてみました♪

 

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お花は南新町のグノシエンヌさんにお願いしましたよ。

夏らしい鮮やかなお花で仕上げて下さいました。

 

この夏も元気に過ごして頂けますように!!

 

Beaucoup de Bonheur 瀬部