Make my day.
最良の日にする、という意味。
新郎新婦にとって特別な一日である結婚式は
たくさんの方の手によって
つくり上げられます。
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2016.10.09
この一日をむかえるまで、
私にとって本当にハラハラドキドキの連続でした。
でもお二人のこの笑顔を見たら、
そんなことを忘れるくらい嬉しくて、
このブログを書くにあたり
どんな言葉でつづろうか、どの写真を使おうか、と
パソコンとにらめっこしているうちに
日が経ってしまいました。
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新郎新婦のSeijiさんとMasayoさんに
初めて出会ったのは今年の1月のこと。
「セレモニーのような堅苦しいことは入れず、
催しごとでおしゃべりがさえぎられず、
おいしいお料理とお二人が大好きな音楽を
肩ひじはらずにお外で楽しむ一日にしたい。
籍を入れて少し間があいたけれど、
大切なご友人を招いて、
普段なかなか伝えられない
感謝の気持ちを伝えたい。」
そんな想いからメールをくださいました。
お二人のお話を聞き、
いくつかご提案した会場候補のなかから
お選びになったのは・・・
ゲストのアクセス面、
雨だった場合など考慮して選びました。
旧徳島高校として使われていた校舎をリノベーションし、
誕生したカルチャースクール兼イベントスペース。
当時を思わせる懐かしい校舎や黒板、学校机たち。
日常のなかにどこか自由さと新しさ、
優しいあたたかさを感じさせる空間です。
テーマは、大人も子どもも気兼ねなく過ごせる一日を。
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ゲストに本当に喜んでもらうには?
心地よい空間を作るには?
二人らしいってどういうこと?
お料理、設営、ギフト・・・
一つひとつにこだわりを持ち、
当日まで約9ヶ月かけてご準備を進められました。
さらに打ち合わせを進めるなかでお二人それぞれから
こっそりと頂いたミッション。
「サプライズをしたいんです。」
お優しくて、頼もしいSeijiさんからは
Masayoさんへ。
いつも明るく、誰もを優しい笑顔で包んでくれる
MasayoさんからはSeijiさんへ。
サプライズだなんて。
いつもお互いを想っているから
不思議と考えることが似てくるんだなぁ、
と思いました。
Seijiさんに内緒でMasayoさんとお家でお打ち合わせしたり、
Masayoさんに内緒でいろんな方に
ご協力いただきながらサプライズの準備。
またお二人を交えてのお打ち合わせでは
ミッションがばれないように
幻の進行表をご用意しました。
当日の朝早くにはこっそりプレゼントを隠して
感づかれないようにひやひやしながら、
準備はお互いにばれないように内緒で
こっそりと・・・。
なんだか少しスパイのようなときもありました。笑
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さらに会場として選んだエミールは
普段は結婚式場ではありません。
お料理を作る人、ヘアメイク、音響など、
全てをゼロから手配する必要があります。
そこでお二人に代わって、
必要なものを全て手配したり、
交渉をするのが私の仕事。
たとえば会場の敷地を測量したり、駐車場の確認、
当日行う予定のことが
ちゃんと上手くいくかシミュレーションしたり、
必要になるお料理やギフトなど、全ての手配。
どうすればお二人のご希望が叶うのか。
裏でこっそりと動くのが私の仕事です。
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1週間前から当日の天気予報とにらめっこ。
事前に雨の場合は3階の体育館での開催を
予定していたため、
ゲスト全員分のスリッパの準備、
館内のテーブル配置を図面におこし
雨に備えていましたが、
お二人も私も当日はお外で行いたいと
ずっと願っていました。
「いけるかなぁ。また降水確率上がってる・・・」
やっと前日の時点で
午前中に雨がやむことがわかったのですが、
ずっと気がぬけず、
天気予報でずっと雨雲の動きをチェック・・・。
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前日からはじまった設営。
テーブルやイスの搬入、ガーランドやお花の装飾、
思い出の写真もたくさん飾って。
準備は晴れても雨でもどちらにも備え、
ご友人たちのご協力のもと夜まで続きました。
「明日の朝、どうか雨が止んでくれていますように。」
そう願いながら、夜のエミールを後にしました。
②へつづく